新卒採用を強化し、全国100店舗体制を目指す!

株式会社フローラ企画 代表取締役 浅野 一平
『BONMAISON(ボンメゾン)』という屋号で生活雑貨のお店を千葉県・茨城県で運営しています。取扱いアイテムは食品、食器、洋服、ファッション雑貨、インテリア雑貨と豊富で、こだわりの生活雑貨店として、また地域一番のギフトショップとして現在23店舗の多店舗展開を行っています。

競合の多い雑貨業界の中で既存店も昨対を上回る成長を実現

-事業内容と会社の現状について-
当社は『BONMAISON ボンメゾン』ブランドで生活雑貨の販売店を運営しています。150~200坪のロードサイド店と70~150坪のショッピングセンター内店舗の2つの業態を展開し、現在は全部で23店舗となっています。もともとは現会長と専務が1軒のお花屋さんとしてスタートしたのですが、生活雑貨店に業態変更して30年弱、こだわりの雑貨店として、また地域一番のギフトショップとしての認知が高まってきました。私が社長に就任したのはちょうど5年前ですが、そのころから、毎年1~2店舗の新規出店を続けています。

雑貨店はとても競合の多い業界です。百貨店やショッピングセンター、家具店、100円ショップと、本当に様々な業界が競合となります。その中で当社が順調に成長をしている要因は大きく2つです。
1つは、一般的な雑貨店とは少し違うコアな顧客層を押さえていること。ボンメゾンの主なお客様は、ミセス、ミスと呼ばれる40~60代の女性で、一般的な雑貨店よりも年齢が一回りも二回りも高いのが特徴です。和食器や洋服、服飾といったアパレルなど、産地の窯元やメーカーと直接取り引きし、彼女たちの志向にあった豊富な品揃えを行っているのが当社の一番の強みです。

もう1つは、売り場面積の広いお店が多いこと。競合店は数多くあるものの、千葉県内に雑貨専門で郊外出店しているお店はほとんどありません。広い売り場を確保できるのも品揃えの豊富さがあってこそ。食品、食器、洋服、ファッション雑貨、インテリア雑貨と取扱いアイテムは多岐に渡り、現在は10,000点以上のアイテムを取り扱っています。また、生花店からスタートした強みを活かして、観葉植物や造花のオリジナルアレンジといった商品のほか、今の時期だとクリスマスのリースやお正月のしめ縄といった季節感のあるオリジナル商品も多く扱っているのも特徴です。おかげさまで、個人消費が伸び悩む中、既存店の売上も昨対を上回るなど、地道に成長しています。

新卒採用への着手で組織改革が促進

-人材の採用について-
既存店が順調な上に、毎年新規出店が続いていますから当然、人材の採用はとても重要な経営課題です。採用がままならないと新規出店が計画通り進みませんし、人員不足で既存社員のストレスにもなりますので、かなり気を使っています。ですが、人材採用は本当に難しく、苦労してきたというのが本音です。

当社ではここ数年、中途採用はどういうわけか長続きしないことが多く、今まで中心となってきたのが、アルバイトからの正社員登用です。アルバイトをしながらお店をどんどん好きになって正社員になるケースが多いので、即戦力として活躍してくれます。ただ、既存のお店に対する思い入れが強く、これまでの成功体験に引きずられてしまう傾向があるので、「会社を変革しよう!」「新しい取り組みを行おう!」という観点においては、別の採用ルートも強化する必要性を感じていました。

そんなことから、昨年より新卒採用に取り組み始めました。初めての新卒採用で不安だったのですが想定以上にうまくいきました。今年の4月に7名が入社、来年も5名が内定している状況です。
新卒採用を行ったことで、社内が若々しくなったことはもちろん、現場の社員の意識が変革しました。教え方や教育のレベルを上げるために「自分たちも成長しないと」という危機感が生まれ、新たな活力になったように思います。

-社員教育や組織づくりについて-
雑貨店の業績は立地や品揃えなど、経営側の判断に起因する部分も大きいのですが、やはり「人」が一番重要なファクターとなります。売れ筋商品や死に筋商品を見極めた上での陳列の工夫はもちろん、当社の主力となるギフト品に関しては、提案力や接客力が販売実績に大きく影響します。ですから、店長が変わることで売上が大きく上下することは珍しいことではありません。

なのですが、お恥ずかしい話、これまでは現場に任せっきりで、会社としてあまり教育らしい教育は行ってきていませんでした。ですが、さすがに新卒を何名も採用するのにこれではまずい!ということで2年前に外部の講師を招いて長期の社内研修を行い、「そもそも小売業とは何なのか」という基礎的なことから学びました。現在は、その内容をもとに自社独自の研修体制の構築に取り組んでいます。新卒採用を決断した以上は、経営者として「初めて社会に出る彼らがしっかり育つ環境を整えなければならない」という覚悟がありますので、急ピッチで教育体制づくりに取り組んでいます。

物流のアウトソーシングにより生産性が大幅にアップ

-社員の働き方について-
スタッフには女性が多いので、女性が働きやすい環境づくりを意識しています。残業は少なく、休日に関しても週休2日制を取れていますので、サービス業の中ではまずまずの環境となっています。とはいえ、育休、産休後の復帰率や有給休暇の所得率など、まだまだ改善が必要ですので、より充実した環境の整備に継続的に取り組んでいる最中です。
また、物理的な労働環境に加えて「働きがいを得られること」を大事にしています。雑貨が好きで入社するスタッフが多いですから、やはり、この仕事は「楽しく働いてなんぼ」というところがあると感じています。雑貨に囲まれながら楽しく働き、お客様に楽しんで購入いただき、感謝されてリピートしていただくといったことが一番重要です。
ですので、人事評価に関しても、業績に連動する部分はそれほど強くしていません。会社が一方的に「売れ!売れ!」と言っても業績が良くなるものではありませんので。とはいえ、お店の売上はスタッフのモチベーションに大きく影響するので、お店の業績を上げることはとても重要です。そのさじ加減が難しいですね。

その他、社員の仕事の生産性を上げるために、4年前に大きな改革に着手しました。商品の検品や梱包、配送といった物流業務を外部の業者に委託し、アウトソースすることでなるべく手間をかけなくてすむようにしたのです。これまでは、本社が一括で商品を仕入れ、検品や梱包、各店への配送を行い、各店舗で開梱、値札付け、検品、品出しなどを行っていましたが、アウトソースによりほとんどの業務がなくなりました。これによりスタッフは陳列や販促など、より付加価値の高い業務に時間が割けるようになったほか、コストの削減や物理的な働きやすさの改善ができました。

でも実はそれ以上に出店に関する制約がなくなったことがとても大きいと感じています。物流業務の負担がなくなったことで、条件が合えば全国どこにでも出店できるわけですから、事業ビジョンが一気に広がりました。『地域一番のギフトショップ』をスローガンに、千葉・茨城に限らず、全国で100店舗体制を目指して拡大していきたいと考えています。

-今後について-
全国で100店舗体制を目指すとともに、新しい商品や新しいサービスの開発にも積極的に取り組んでいきます。当社は、生花店から雑貨店に一度大きな業態変換を行っています。ですから、この先もずっと雑貨店でなければいけないといったこだわりはありません。変化に寛容な社風を活かして、環境にうまく適応しながら、お客様に選ばれるお店づくり、サービス開発を続けていきたいと思います。

社名 株式会社フローラ企画
事業内容 生活雑貨・ファッション雑貨の小売業
代表者 代表取締役 浅野 一平
創業・設立 1976年6月
住所 千葉県千葉市緑区あすみが丘5-10-9
URL http://bonmaison.co.jp/
採用状況 新卒採用